TOP>バイオマス利用に関する規模と資源量問題の重要性
バイオマス利用に関する規模と資源量問題の重要性 |
エネルギーを作るためには一体どれほどのバイオマスが必要なのでしょう また日本ではどれだけの量のバイオマスを集めることが可能なのでしょうか |
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日本エネルギー学会「平成13年度新エネルギー等導入促進基礎調査報告書」(2001) (バイオマスエネルギー高効率転換技術に関する調査)より |
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この表は1日あるいは1年で発生するバイオマス(廃棄物等)の量と 施設が処理できる最大量をあらわしています 単位をそれぞれなおすと発生量が1日当たり数 t/dから数10 t/dの規模が多くなっています |
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このように日本という小さな国で集めることのできるバイオマスは 1日に数 t/d(単位トン)〜数10 t/dしかありません この程度のバイオマスではほとんど電力を取り出すことはできないのです 1000kwの電力を取り出すのに必要なバイオマスは約200 t/d しかしこれだけを集めることは不可能に近いのです しかも日本は人件費が高くバイオマスの収集、装置の運転にはコストがかかります これは、バイオマスを用いて生産された熱や電気のエネルギー単価が高いということを意味します これでは意味がない 規模を大きくすればするほど、かかる人件費は高くなりエネルギー単価も高くなります だからこそ、必要な研究開発が |
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『小規模でも高効率な利用技術を開発する』 『安価な収集システムを開発する』 |
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少量のバイオマスを小規模な施設で、効率よくエネルギーを取り出すことは 資源量の少ない日本では必要不可欠な研究開発なのです |