TOP>バイオエネルギーの位置付けと取り組み
バイオエネルギーの位置付けと取り組み |
日本のバイオエネルギーへの取り組みは現在どのように行われているのか 残念ながら、まだ始まったばかりです バイオエネルギー自体がこれまで広く利用されるに至ってないばかりか 一昨年(2001年)まで新エネルギーとして認められていなかったのですから 世界的にバイオエネルギー導入の方向性にある中 日本はかなり遅れているといっても過言ではないかもしれません・・・ |
||||||||||||||||||||||||||||||
これまでの日本のバイオエネルギーへの取り組み
|
||||||||||||||||||||||||||||||
1997年12月に京都議定書が制定されてから実際に国として取り組みを始めるまでに 実に4年の歳月がかかっているわけです 2001年の総合エネルギー調査会の答申で述べられた新エネルギー導入目標は2010年を目標とし 電気利用については原油換算で34万kl、熱利用については原油換算で67万kl つまりそれだけの原油を削減しようというものです 1999年のデータによると「バイオマス発電の原油換算量は5.4kl」 それを10年で34klまで上げるためには まずバイオマスエネルギーというものをもっと一般の方々に知ってもらう必要があります 今各家庭でリサイクルに取り組んでいる方も増えてきていますが リサイクルシステム自体を改革するためにはみなさんの理解と協力が不可欠なのです |
||||||||||||||||||||||||||||||
上記2001年6月に総合エネルギー調査会の答申で 新たな新エネルギー導入目標が定められました それによると「2010年の目標ケースで、電気利用の場合、原油換算34万kl、熱利用の場合、 原油換算67万kl分をバイオマスエネルギーでまかなおう」というものです |
||||||||||||||||||||||||||||||
新たな新エネルギー導入目標(電気利用分野)
|
||||||||||||||||||||||||||||||
新たな新エネルギー導入目標(熱利用分野)
発電として利用される分を一部含む |
||||||||||||||||||||||||||||||
つまり電気利用分野においては1999年度では5.4しか実績のないバイオマス発電を 2010年には34まで増やす 熱利用分野においては、1999年度まったく実績のないものを2010年には67まで増やす という目標が立てられたわけです これはエネルギー供給量全体の5%をバイオマスエネルギーが占める割合になります |
||||||||||||||||||||||||||||||
こうした経緯を経て 2002年1月22日新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法施行令が閣議決定され 同年1月25日に公布ならびに施行されバイオマスエネルギーが新エネルギーの一つとして 正式に位置付けられました |