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第6回日韓熱流体工学会議
報告者:松村 幸彦
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開催日時 : 2005年3月21日(月)〜23日(水) |
場 所 : 韓国 済州島 |
第6回日韓熱流体工学会議が2005年3月21〜23日、韓国の済州島で開催されました。
バイオマスを対象とした会議ではないのですが、関連の発表がいくつかありましたので報告します。
CD.01 バイオマスオイル混合物およびその水-エマルジョンで運転したディーゼルエンジンの排気ガス特性 Morino,T.;
Morimune,T.
バイオディーゼル化しない油を1:1で軽油と混ぜたもの、またこれに水を懸濁させたものをディーゼルエンジンで燃焼し、
排ガスの特性を確認。1:1混合物が最も良い結果と判断。
CD.03 含水性バイオマスからの燃料生産−水熱処理による乾燥と無毒化
− Ha,S.-J.; Namioka, T.; Yoshikawa, K.;
Zhang, J.; Sato, K.; Morihashi, Y.; Yamamoto,
K.; Takase, J.; Nozaki, M.
稲わらと下水汚泥、稲わらと食品廃棄物の1:1混合物を水熱処理することによって脱水生を向上、
自然乾燥によって24時間で含水率を10%まで落とす。バイオマス部会夏の学校で話題になっていたプロセス。脱水反応の進行を確認。
CD.04 都市廃棄物からの小規模ガス化発電の商業的実証 Son,
Y.-i.; Yoshikawa, K.; Otoguro, K.; Yao, S.
Ichiki-town のスターミートプロセスの紹介。
10 t/d の都市廃棄物、10 t/d の肉骨粉を受け入れて、900
kWのデュアル・フューエル・エンジンで発電して売電。
経済性を出すことを目指す。
FE.07 超臨界圧における水への伝熱におよぼす化学反応の影響 Ito,
K.; Matsumura, Y.; Kikuchi, Y.
超臨界水ガス化の昇温部では反応も進行している。反応の進行が伝熱に及ぼす影響をグルコースの酸化反応によって確認。
反応の進行が起こる場合には、酸素の添加、生成物の添加を行った時よりも、高い伝熱特性の向上を確認。
JK.06 北海道と中央オホーツク地域における木質バイオマスの供給ポテンシャルの推算 Miki,
Y.; Morikuni, D.
北海道の木質バイオマス量を推算。
全体で5,000 t、エネルギーにして66 PJ。支庁別では10
PJの網走が一番大きく、次いで、上川、十勝の順。中央オホーツク地域では7
t。
以上です。
※この報告は、日本エネルギー学会バイオマス部会用に用意したものを転載したものです。